美しい盛り付け

レセプタントの新人研修が続いています。
まっさらな瑞々しさに圧倒されながら、ひとつひとつ丁寧に、レセプタントとしての実技、在り方を伝える時間。

わたしたちは、サーバー(大きなスプーンとフォーク)を使ってお料理を盛り付けます。

盛り付けには法則があり、その法則をおさえれば、美しく盛り付けることができます。
これはテクニックなので、練習すれば誰でも等しく身につきます。

基本が身につくと、そこに個人の感性が加わって、盛り付けは発展していきます。

この感性は何かというと、その人のパーソナリティであり、想像力。

パーソナリティ。
個性や人柄はひとそれぞれ。
一枚のお皿の中でその魅力が表現されます。

想像力。
盛り付けた一皿をお客様に提供する瞬間がピークだとしたら、その前後どこまでを感じているか。

シェフが食材をカットしている時間、作物が地中で育つ時間、お客様が自宅で家族と団欒している場面までを感じている人もいるかもしれません。

“満足”や”楽しさ”という、瞬間瞬間に味わう、目に見えない豊かさを提供している私たち。

その”瞬間”に凝縮された生命の美しさ、ひとの営み、感動を感じることは、提供する側としてとても大切な感性だと思います。

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