呼び名のコミュニケーション

仕事前のミーティングで復唱しているクレドの中に、
【 お客様のお名前を必ずお呼びする 】というものがあります。

「お客様」ではなく「○○様」と名前で呼ぶことには、どのような意味があるのだろう。

会社の代表になってから、様々な会合や勉強会へ足を運ぶようになり、年上の女性と知り合う機会が多くなりました。
その女性たちの生き方や在り方から多くの刺激を受ける中、私が一番嬉しく感じていることは「美里さん」と下の名前で呼ばれること。
そんなこと?と思うかもしれないけれど。

「みぃ」というあだ名や、「橋本」と名字で呼ばれることは多くても、「美里」と呼ばれることは、年齢を重ねるごとに減っていったように思う。

それがここ1~2年ぐらいの間に知り合った女性たちは、2回目に会った時にはもう「美里さん」と気さくに呼んでくださり、慣れないので最初は少し戸惑いました。
いきなりぐっと距離が縮まったようで、ドキドキするから。
それくらい、下の名前は自分の内面に近いものなのだと思う。

さらにもうひとつ、私には「社長」という新しい呼び名が加わりました。
この呼び名で声をかけられると、責任と使命感に自然と背筋が伸びます。

「橋本」「美里」「みぃ」「社長」
どれも私を示しているけれど、呼び名ひとつで受け手が感じる「相手との関係性」は随分ちがってきます。

初めてお会いするお客様なら、いきなり下の名前で呼ぶのは近すぎるけれど、
「お客様、お待たせいたしました」よりも、
「山田様、お待たせいたしました」のほうが、
不特定多数ではなく、その人個人に向けての言葉だということが伝わり、気持ちよく感じるはず。

「部長、ありがとうございます」よりも
「山田部長、ありがとうございます」のほうが、より感謝の気持ちが伝わるような気がする。

「山田さんです」よりも
「山田花子さんです」と下の名前まで伝えたほうが、紹介された側は嬉しいと思う。
普段、名字で呼び合っている間柄なら尚更のこと、ちゃんと名前まで憶えてくれているんだなと、ささやかなことだけど嬉しくなる。

呼び名のコミュニケーション。
今すぐに、誰にでも簡単に、始められます。

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