鈍刀をいくら磨いても 無駄なことだというが 何もそんなことばに 耳を借す必要はない せっせと磨くのだ 刀は光らないかもしれないが 磨く本人が変わってくる つまり刀がすまぬと言いながら 磨く本人を 光るものにしてくれるのだ そこが甚深微妙の世界だ だからせっせと磨くのだ
坂村真民 / 仏教詩人
※甚深微妙(じんじんみみょう) この上なき甚だ深く、はかり知れぬほどすぐれて見事な法であること
2024.11.8
2024.09.27
2024.04.16
2023.09.26
2022.01.22