文化に親しむ~落雁作り

和菓子どころ金沢。
古くから栄えた「茶の湯」の文化が、その発展をもたらしました。

職人の卓越した技、この地ならではの美意識、もてなしの心が集結していて、
金沢が誇る代表的な食文化の一つです。

 

今日は、スタッフ達と落雁作りを体験してきました。
日本三銘菓のひとつ「長生殿」をつくる老舗菓子司「森八」さんにて。

「長生殿」と同じ材料(和三盆・もち粉)で作ります。

初めて菓子木型を手にしましたが、なんて精巧な作りなのでしょう。
乙女心が刺激されます(^^)

木型を交換しながら、10~15コの落雁を作ることができました。

 

最後は作りたての落雁をお抹茶と一緒に。
和三盆がしっとり溶けていきます。

ところで「長生殿」は、〝長生きする〟という意味だと思っていたら、違う意味を持っていました。

長生殿は、唐玄宗と楊貴妃が七夕に愛を語りあった場所。

〝天空に生まれ変わったならば、鳥の両翼となって、いつまでも羽ばたいていましょう
 地上に生まれたならば、絡まり合う枝のように、いつまでも睦まじくいましょう〟

永遠に続く愛を謳った、ロマンチックな物語を秘めた和菓子なのです。

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